アパレルデザイナーのお仕事紹介

「northobject de petit...」デザイナーのお仕事を紹介します。

その他のブランドも、多少の違いはありますが、ほぼ同じ業務を行っています。

ノースオブジェクトの服は暮らしの中から生まれます。

「こんな暮らしぶりいいな」「今月はこんな歳時記を取り入れた暮らしを提案したいな」と日常にある家族の幸せ風景をイメージしながら、ブランドの世界観にあった暮らしのイメージマップを担当デザイナーが毎月考え、シーンにあった商品を考案しデザインします。

デザイン案が決まったら、次は色・素材決めを行い、仕様書を作成します。

その後に続くサンプルチェック、発注まで、すべてデザイナーが行っています。

◎企画について

・1年を通じて(春Ⅰ、春Ⅱ、初夏Ⅰなど)10シーズンの区切りがあります。セールなど企画が少ないものや他のシーズンと合わせて企画出来るものもあわせ、年間11企画(区切り)くらいになっているため、ほぼ毎月企画を行っています。

・シーズン毎に毎回テーマを決めてイメージマップを作成し、そこから服や雑貨を企画していきます。

◎年間スケジュール

・月毎のテーマ

・イメージMAP

・暮らしMAP　　作成

まずは2週間程かけて半年間の月毎の服作りのテーマを決め、イメージMAPを作成します。このテーマを決めるために、日常生活においても常にアンテナを張り、ブランドの世界観に合うキーワードや言葉などをノートに書き溜めたりインターネットから情報を集めています。

また世界観を共有するために、カフェやテイストが似ているお店などにリサーチに行き、そこで得た感性からアイディアを出していきます。過去のテーマで商品作り(服・パン)やイベント企画、直営店の雑貨の仕入れなどに落とし込みやすかったものや、反省点などもふまえて決定していきます。

イメージとする子育てママが1年間を通じてどのような場所に家族で出かけて、どのようなイベントに参加し、またどのような暮らしをするのかなども具体的に話し合い、年間カレンダーを作成しています。

ここで決定するテーマと子育てママの年間カレンダーを元に、1ヶ月のライフスタイルを想像し、子供と外へ出掛ける時のカジュアルなスタイル、ママ友とランチに出掛ける時のキレイめスタイルなど、暮らしぶりを想像した暮らしMAPを作成しています。

◎月間スケジュール

毎月25型前後のアイテムを企画します。

約3週間で25型のアイテムを仕様書まで完成させます。

<企画スケジュールイメージ>

①企画前MTG（1日）

昨年の同シーズンのテーマの、営業さんがまとめた売上データを基に、どんなデザインの服を作るかなどを話し合います。

②大枠・型打ち合わせ（1日)

テーマのシーンを基に、きれいめおでかけスタイル、お出かけカジュアルスタイル、ご近所普段着スタイルそれぞれ２つずつコーディネートを考え、合計６つのコーディネートができあがります。

そのあと、アイテム一覧を作成します。

アウター、ニット、ボトムスなどそれぞれ何型つくるかも決めます。

➂型決め(1日)

デザイナーさんが、各自考えたデザインを出し、型ごとにどのデザインがいいかを決めます。

1つの型のデザインを複数のデザイナーで考えるため、手間はかかりますが、その分デザインの精度を上げることができます。

➃色出し(1/2日)

担当する型が決まったデザイナーはここから色展開を決める作業に入ります。

お互いに意見を出し合いながら、デザイナーが一斉に同じ時間に取り掛かることが多いです。

➄色・素材決め(1日）

型ごとに何色展開でいくか、どのカラーでいくか、またどんな素材でつくるか決めます。色見本やサンプルを参考にします。サンプルは、素材見本や、自分たちで買ったサンプルの服を切り取って使います。

⑥仕様書作成(4日)

型、色、素材が決まったら各自仕様書作成業務に入ります。スケジュールにもよりますが、だいたい4日間くらいで仕様書を作成します。

※以下の流れを約1ヶ月弱かけて行います。

<前半>型打合せ(1日)➝デザイン出し(1日)➝型決(1日)➝色決(1日)➝仕様書作成(4日間)

<後半>型打合せ(1日)➝デザイン出し(1日)➝型決(1日)➝色決(1日)➝仕様書作成(4日間)

打合せの合間に、工場からサンプルが到着したら、順次サンプルチェックや修正依頼をして完成に近づけていきます。サンプルの採寸や検品は、アルバイトさんにお願いすることもあります。

◎その他の業務

毎月服のカタログを作成しているので、その構成を考えたり、小道具の準備をしたり、モデルさんとの撮影同行も行っています。

本社内にお取引先様が商談にいらっしゃるブランド毎のショールームがあります。月のテーマに合わせて、ショールームの装飾(備品集めなど)をするのもデザイナーの仕事です。

基本的には、直営店の販売スタッフ(暮らしコンシェルジュ)主体で進めているのですが、定期的に視察に行き世界観がしっかり表現されているかアドバイスやチェックをしています。

直営店の販売スタッフと卸売の営業スタッフ、また本部の社員に向けて、今月の暮らしのテーマやそれぞれのシーンについて、また企画した商品の説明をします。

周年やイベントで使用するトートバッグなどの企画、Tシャツなどの直営店限定アイテムの企画も年に何型か行います。

直営店の販売スタッフと月1回のミーティングを行っています。イベントやワークショップのアドバイス、月毎のディスプレイの提案、ノベルティーグッズのデザインや色の相談を行います。

採用ページに戻る

ご応募はこちらから